やせすぎ禁止!ローザンヌ国際バレエコンクール

やせすぎ禁止!ローザンヌ国際バレエコンクール


ローザンヌ国際バレエコンクールの一次審査では「ダンサーに体型や食事に関する問題がある。」と医師が判断すると、次の審査に進む事ができません。

 

この流れはコンクールだけではなく、ヨーロッパを中心としたバレエ学校の進級試験でも取り入れられるようになってきました。

 

もともと太りにくい方もいるので全員とは言いませんが、海外留学から帰ってきて「あれ?ちょっとふくよかになったかな?」という印象のダンサーが少なくないのは、実はこんな背景があるからかもしれません。

 

なぜ細い体型が理想とされているバレエの世界で、やせすぎが禁止されるようになったのでしょうか?

実は、もともとやせ型の女性が運動量に見合ったカロリーを摂取していないと、骨粗鬆症になって、おばあちゃんのように骨折しやすくなってしまう可能性が高いからなのです。しかも、骨が強くなる時期は10代のうちだけ。それ以降は骨が強くなる事がほとんどなく、弱くならないように維持する事しかできないのです。

つまり、唯一骨を強くする事ができる10代の時に骨粗鬆症になってしまうと、一生折れやすい骨と供に生きてゆく可能性がある。という事です。

 

こういった背景から、骨粗鬆症でケガや骨折をして辛い思いをするダンサーが減るように、やせすぎを禁止するコンクールやバレエ学校が増えつつあるのです。(医師として、日本でもこのようなコンクールが増えると嬉しいと思っています。)

そうは言っても、ローザンヌ国際バレエコンクールの中継を見ていると「みんなだいぶ細いよ!」と思いませんか?
そうなんです。見た目は細いんです。
でも、見た目よりも体重が重たいダンサーが多いです。

彼女達は、脂肪の3倍の重さがあると言われている筋肉が多くついているため、見た目よりも体重が重たい場合が多いのです。

海外に留学すると、やせすぎも太りすぎもダメと言われて、ウェイトコントロールがなかなか大変です。

 

時代とともにダンサーとして必要なスキルが少しずつ変わってゆきます。自分の体を、ひいては健康をコントロールするスキルも、ダンサーに求められるようになってきたのかもしれません。

 

でも、踊りのプロが全てを自分でコントロールしようとするのもなかなか難しい場合があります。例えば、健康の事で迷ったら健康のプロに相談する。栄養で迷ったら栄養のプロに相談する。というように、その道のプロ達の力を借りる事が、これからは大事なスキルなるのではないかと感じています。

 


 

執筆
◊女医リーナ◊

♦日本医師会認定健康スポーツ医
♦リハビリテーション科専門医
♦NPO法人vifleur~舞台医療推進機構
理事長

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